2017年6月28日水曜日

イーサリアムはバブル状態にあるのかどうか

イーサリアム(Ethereum)の進展に伴い、ビットコインとともにチューモクを浴びるイーサ(Ether)。イーサは、分散開発プラットフォームのイーサリアムが発行するトークン(暗号通貨)で、最近の価格高騰でバブルが懸念されている。

しかし Inc の記事 では、Richtopia 創設者、Derin Cag 氏は、「世界経済フォーラム(WEF)によると、ブロックチェーン エコシステムは2025年までに世界の GDP(101兆ドル)の10%を占めるだろう。執筆時点で、ブロックチェーン トークンに結び付けられる時価総額は750億ドル。WEF が正しければ、これは2025年までに総時価総額は10兆1000億ドルになることを意味する。予測可能領域ブロックチェーン技術は、例えば、金融サービス、保険、サイバーセキュリティ、選挙、エネルギー、産科、アイデンティティ、法律、ガバナンス、医療などをカバーするように設定されている。WEF による予測が正確なら、ブロックチェーンエコシステムの予測成長率は今後8年間で約13,333%になるはずだ。このパーセンテージを超えるものがバブルだ。それゆえ、まだ道のりは長い」と説明している。

先のことは誰にも分らない。

2017年6月24日土曜日

イーサリアムのスマート契約で国家が作れるかどうか

ビットコイン(Bitcoin)とともに語られるブロックチェーン技術(Blockchain Technology)とは一体どんなものか知りたくてうろうろしていると、イーサリアム(Ethereum)にぶち当たった。

ブロックチェーン技術はもっぱらビットコインと関連付けられて語られることがほとんどだが、Blockgeeks に掲載されたイーサリアムの入門記事によると、ブロックチェーン技術によるアプリケーションは数多くあり、ビットコインはその一つにすぎないという。(以下は記事をまとめたもの)


ビットコインは、ユーザーがオンラインでビットコイン決済できるピアツーピアの電子キャッシュシステムを提供する分散アプリケーションだ。

「ビットコインにとってのブロックチェーンは、電子メールにとってのインターネットだ。ブロックチェーンは巨大な電子システムで、その上にアプリケーションを構築できる。通貨はその一つに過ぎない」
雑誌『Aeon』の記者Sally Davies

一方イーサリアムは、ブロックチェーン技術に基づいた開かれたソフトウェアプラットフォームで、開発者がそこで分散アプリケーションを構築、展開できる。

つい最近まで、ブロックチェーンアプリケーションを構築するには膨大なリソースが必要だった。また、コーディング、暗号学、数学などの知識が必要だった。

また、イーサリアムが作成される前は、ブロックチェーンアプリケーションは非常に限定された一連の操作を行うように設計されていた。ビットコインやその他の暗号通貨が、もっぱらピアツーピアのデジタル通貨として機能するよう開発されているが、
イーサリアムでは開発者に分散アプリケーションを構築するツールを提供しているので、仲介を必要とするあらゆるサービスを分散アプリケーションとして構築できる。

たとえばスマート契約、これはお金やコンテンツ、土地、株式、その他の価値のあるもを簡単に交換できるようにするコンピュータのコードの説明に使われるが、これがブロックチェーン上で実行されると、スマート契約は、特定の条件が満たされると自動実行する自己操作型コンピュータプログラムになる。検閲やダウンタイム、詐欺、または第三者から妨害される可能性はない。

また、イーサリアムは、指導者のいない完全に自立した分散自治組織(DAO)を構築するのに使用できる。DAO はイーサリアムブロックチェーンに書かれたスマート契約の集合体で、プログラムコードによって実行される。コードは、伝統的な組織の規則や構造を置き換えるよう設計されており、中央管理を排除する。人々に投票権を与える寄付はイーサ(Ether)と呼ばれるトークンで、DAO はトークンを購入するすべての人々によって所有される。
  

しかし、問題がないわけではない…。

2017年6月13日火曜日

ブロックチェーンは新しいインターネットか? 初心者向けブロックチェーンガイド

ビットコインを支えるブロックチェーン技術について、初心者が理解するのはなかなかむずかしそうだ。BlockGeeks のこの記事はどうだろうか。ブロックチェーンについて様々な視点からの解釈が掲載されている。

「ブロックチェーンは、デジタル情報を配信できるがコピーされない、インターネットの新しいタイプのバックボーンを作った。もともと、ビットコイン のために考え出されたものだったが、その技術には潜在的な用途がいくつもあるようだ」

ブロックチェーンによって、ビットコイン以外のデジタル通貨を作ることもできるのだ。

なぜそんなことができるのだろうか。なぜなら、「ブロックチェーンは、金融取引のみならずすべての価値を記録できるようプログラムされた、腐敗しない経済取引のデジタル元帳だ」だからだ。

「腐敗しない」とはどういうことか。

ブロックチェーンは「分散化されたデータベース」なのだ。コンピュータネットワーク全体に何千回も再現されたスプレッドシートがあり、ネットワークによってスプレッドシートは定期的に更新するように設計されている。

ブロックチェーンに格納された情報は共有され(絶えず調整されて)たデータベースとして存在する。このブロックチェーンデータベースは、単一の場所に格納されず、記録は公開され、確認できる。したがって、これを腐敗できるハッカーはいない。同時に何百万というコンピュータによってホストされているから、事実上不可能なのだ。


などなど。

2017年6月6日火曜日

ビットコイン(Bitcoin)の未来はいかに

ビットコイン(Bitcoin)やオルトコイン(Altcoin)などの暗号通貨の世界には、どんなタイプの人がかかわっているのだろうか。Bitcoin.com の記事では、6つのタイプが例として挙げられている。

ちなみに、オルトコインとは代替コインの意味で、ビットコイン以外のすべてのデジタル通貨を差しているそうだ。

以下は、Bitcoin.comの記事を要約したもの
  
さて、ビットコインに関わる第一の人々は、まず、ビットコインを所有することが目的で、長期的な観点から利益を得ることを考えており、何か異常なことが起こらない限り売却せず、所有し続ける。

ビットコインが長期保有され、市場に出ないと、ビットコインの量が少なく見える。これが、ビットコインのネットワークを改善するのだという。どうやって?

第二の人々は、ビットコインのトレーダーたち。彼らの全部がビットコインを所有しているわけではないし、ビットコインを蓄積するのが目的ではない。彼らは正規通貨をビットコインより多く集めることもあるし、ビットコインのデイトレードを行う。

第三の人々は、最初の、ビットコインの所有が目的の人々とは反対に、ビットコインがもっと使われて普及すべきた、とするビットコイン熱狂者たちだ。彼らはビットコインを商売や事業で使う。ビットコインを購入する人々だけでなく、それで請求書を支払ったり給料を払ったりしている。

第四は、最近増えたたくさんのビットコインの新米たち。かれらのうちのかなりは自分が何をしているのかわかっていないので、うるさいくらいにあらゆることを聞いてくる。新参者 は、ビットコインという技術に頭を突っ込む前に、Bitcoin 送金や安全な場所での保管などを知りたいだけだ。こういった新参者を支援することが、ビットコインの採用を加速する、という。
五番目は「ビットコイン最大主義者」と呼ばれる人々。熱狂的な開発者、Vitalik Buterin が作ったそうだ。最大主義者は、ビットコインこそが唯一の重要な暗号通貨で、そのほかの数百ある代替コインには価値がないとみなし、「シットコイン」と呼んで、ビットコイン用のチャットルームやフォーラムで議論することすら許さないらしい。
最後は、代替コインの愛好家たち。
このタイプの幾人かは、ビットコインは運が尽きたと言われてもビットコインが好きな人々だ。いつかビットコインが代替コインに置き換えられるかもしれない、と考えている人も大勢いる。しかし、ビットコインは他の代替コインの互換通貨として、決済層として最大の暗号通貨であり続ける、と考える人もいる。としてとどまり、代替コインの寄せ集めが第二層としてBitcoin と互換となる、と考えている。あるいは、いつか、Facebook が Myspace を食い尽くしたように、代替コインはビットコインよりすぐれたものになる、と信じている人々も言る。

ビットコイン愛好家のタイプの数ほど、ビットコインの未来があるわけだ。