2017年6月24日土曜日

イーサリアムのスマート契約で国家が作れるかどうか

ビットコイン(Bitcoin)とともに語られるブロックチェーン技術(Blockchain Technology)とは一体どんなものか知りたくてうろうろしていると、イーサリアム(Ethereum)にぶち当たった。

ブロックチェーン技術はもっぱらビットコインと関連付けられて語られることがほとんどだが、Blockgeeks に掲載されたイーサリアムの入門記事によると、ブロックチェーン技術によるアプリケーションは数多くあり、ビットコインはその一つにすぎないという。(以下は記事をまとめたもの)


ビットコインは、ユーザーがオンラインでビットコイン決済できるピアツーピアの電子キャッシュシステムを提供する分散アプリケーションだ。

「ビットコインにとってのブロックチェーンは、電子メールにとってのインターネットだ。ブロックチェーンは巨大な電子システムで、その上にアプリケーションを構築できる。通貨はその一つに過ぎない」
雑誌『Aeon』の記者Sally Davies

一方イーサリアムは、ブロックチェーン技術に基づいた開かれたソフトウェアプラットフォームで、開発者がそこで分散アプリケーションを構築、展開できる。

つい最近まで、ブロックチェーンアプリケーションを構築するには膨大なリソースが必要だった。また、コーディング、暗号学、数学などの知識が必要だった。

また、イーサリアムが作成される前は、ブロックチェーンアプリケーションは非常に限定された一連の操作を行うように設計されていた。ビットコインやその他の暗号通貨が、もっぱらピアツーピアのデジタル通貨として機能するよう開発されているが、
イーサリアムでは開発者に分散アプリケーションを構築するツールを提供しているので、仲介を必要とするあらゆるサービスを分散アプリケーションとして構築できる。

たとえばスマート契約、これはお金やコンテンツ、土地、株式、その他の価値のあるもを簡単に交換できるようにするコンピュータのコードの説明に使われるが、これがブロックチェーン上で実行されると、スマート契約は、特定の条件が満たされると自動実行する自己操作型コンピュータプログラムになる。検閲やダウンタイム、詐欺、または第三者から妨害される可能性はない。

また、イーサリアムは、指導者のいない完全に自立した分散自治組織(DAO)を構築するのに使用できる。DAO はイーサリアムブロックチェーンに書かれたスマート契約の集合体で、プログラムコードによって実行される。コードは、伝統的な組織の規則や構造を置き換えるよう設計されており、中央管理を排除する。人々に投票権を与える寄付はイーサ(Ether)と呼ばれるトークンで、DAO はトークンを購入するすべての人々によって所有される。
  

しかし、問題がないわけではない…。

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